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Fund Report No.04.12
  ギニア国ボッソウ・ニンバ地域の野生チンパンジー
生息地をつなぐ「緑の回廊」計画
助成先
「緑の回廊」
助成分野
植林等の(直接)事業
助成金額
1,600,000円

ギニア共和国ボッソウ・ニンバ地域において、集団消滅の危機に直面している野生チンパンジーの保護を目的として、植林活動・住民への環境教育・衛生環境改善活動を実施した。

具体的には、サバンナで隔てられたニンバ山との間に全長4kmの「緑の回廊」を形成すべく、未着手の約2kmについての除草・育苗・植林作業を行った。活動は、現地政府研究機関との協力のもとに実施し、団体としては、2004年12月〜翌年3月まで1名が滞在し任務に当たった。乾期には防火対策を、雨期には、植林・除草・家畜による食害防止のための巡回を行った。環境教育活動としては、会員が現地滞在中に、3村の小学校にてビデオや写真を用い、チンパンジーや生息地保全の重要性を説いた。また、近年問題となっている村人の排泄物からチンパンジーへの病気感染を防ぐため、村と森林の境界域の2ヶ所に常設トイレを設置した。設置後、感染症の疑いによるチンパンジーの死亡は確認されていない(2005年8月現在)。

「緑の回廊」

西アフリカ及びニンバ地域にて、森林回復事業及び野生保全活動を行い、動植物相・生態環境等に関する学術的基礎研究を振興し、霊長類に関する研究成果の普及啓発を目的とする。同地での調査研究経験者を正会員とする。上記事業の他、現地での環境教育、ホームページ゙を利用した広報活動を行っている。

Up Date:9/Jan/2007