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Fund Report No.05.10
  中国河北省の砂漠化地域の植林及び土壌改良事業
助成先
特定非営利活動法人 緑の大地
助成分野
植林等の(直接)事業
助成金額
800,000円

中国河北省(張家口市赤城県)の砂漠地において、砂漠化阻止を目的に土壌改良と植林を実施した。

具体的には、年度内に全6回(各3〜10日間)訪中し、土壌改良のための土質調査(夏季および冬季に実施)、各1haずつ3通りの土壌改良策実験の実施、砂漠化地域に適した苗木(油松)の生産開始(ポット植え付け用の土作り〜植え付けまで)を行い、年度後半の訪中時に、苗木の育成状況・改良土壌の土質調査を実施した。また、現地関係者への技術指導として、市林業職員への土壌改良研修(23名参加)、苗木生産研修会(12名参加)を実施した。事業の結果、同地の土壌改良方法に適した方法が判明しつつあり、また、現在、市当局が育成中の苗木について、2008年度の植林が見込まれる状況となった。このほか、同市林業局と「日中友好青少年の森」(砂漠緑化植林プロジェクト)に調印、記念植樹(油松10本)を行ったが、その際、報道を通じ現地の人々に植林の大切さを訴えることができた。

特定非営利活動法人 緑の大地

プロの緑化技術者団体として中国における砂漠緑化植林を行う目的で2004年に設立された。設立以前の1995年より中国から研修生を受け入れ、4期各1年間21名に技術指導を行ったほか、十数回訪中し、天津市、河北省、張家口市当局と植林について協議、砂漠地土質調査・研究を実施している。

Up Date:9/Jan/2007