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Fund Report No.13.08
 
今しかない!インドネシアNGOとの協働により、世界自然遺産タンジュン・プティン国立公園のオランウータン、テングザル等を守るための調査と保全活動プロジェクト
助成先
ウータン・森と生活を考える会
助成分野
調査・研究事業
助成金額
1,400,000円

ボルネオ島の世界自然遺産タンジュン・プティン国立公園(TPNP)周辺にアブラヤシ農園の新規開発が迫り、絶滅の危機に瀕しているオランウータン生息地の更なる縮小が危ぶまれている。TPNP周辺の野生生物保護を目的として、調査活動、保全活動、提言やPR活動を行った。

具体的な事業内容は、1)現地NGOに依頼し、開発予定地の泥炭湿地調査およびTPNPセコニャール川流域での絶滅危惧種調査を実施。2)調査に基づいて嘆願書を作成しインドネシア大統領に送付。3)インドネシアNGO・国際NGOと協働して、違法な開発予定地の野生生物を守るキャンペーンを行い、開発予定地の一部返還などを実現。4)現地NGOと村人と協働して、苗作り・植林・アグロフォレストリーを進めた。5)野生生物に関する新たな事実をまとめた報告書作成。

ウータン・森と生活を考える会

日本における熱帯木材大量消費の啓発キャンペーンを行って以来、日本の熱帯木材消費を減少させ、東南アジアの熱帯雨林とオランウータンをはじめとする絶滅危惧種を守ることを目的として活動している。2000年以降、現地NGOや国際NGOと協働して、特にマレーシアやインドネシアにおける違法伐採や木材密輸に対する調査やキャンペーン活動に関わっている。大阪を拠点、1988年設立。

日本の木材および木材製品貿易に関わりを持つ海外の森林破壊の問題解決に向けた活動を行う。合板製造、紙・パルプ産業の環境影響、また企業と地域住民との紛争などの問題の調査を行い、調達基準の見直し等の提言を行う。ウェブサイト、セミナー他による啓発活動を展開。

Up Date:25/Mar/2015